9つの地域で10の地域分科会を開催!
日米草の根交流サミット大会の最大の目玉は、地元の歴史や文化に直接触れ、体験し、ホスト・ファミリーやボランティアと濃密に交流できる「地域分科会」です。奈良大会では、9つの市町村で10の分科会が開催されます。
分科会に欠かせないのは、ホスト・ファミリーに加え、プログラムをコーディネートするキーパーソンやボランティア達。キーパーソンの自己紹介と、彼らが誇る地域の魅力をご紹介します。
地域分科会とキーパーソンの紹介
奈良市には多くの文化財や観光場所があり、奈良公園では鹿に出会うことができます。8世紀、奈良には日本の首都があり、平城京と呼ばれていました。そこには中国や韓国から人々が訪れ、日本で最古の国際都市となりました。様々な文化が融合し、平城京は日本の精神と文化の起源となりました。当時の繁栄と自然を伝える社寺などの8箇所は世界遺産に登録されています。
1989年より奈良インターカルチャーの代表を務め、こだわりの奈良魅力発信講座を企画してきました。また、奈良市国際交流ボランティア協会の事務局長を18年にわたって務め、「ようこそ奈良へ」の精神で外国の皆様の滞在中のプログラム(活動企画・ホームステイ・観光企画)をサポートしています。奈良市の魅力を体感していただきたいと思っています。
奈良市は、8世紀に日本の首都が置かれた地であり、奈良公園の近隣に8つものユネスコに登録された世界遺産があります。もっとも有名なのは、世界最大の青銅製の仏像、東大寺の大仏でしょう。奈良公園では、1200頭もの野生の鹿が市民や旅行者を楽しませてくれます。奈良は、日本文化の発祥地として、重要な役割を担った地です。
海外の方からは、愛称でマッシーと呼ばれています。奈良フレンドシップ・フォース(FF)の会長です。FFは、国境を超えた友情を育むことを目的とした国際的なボランティア組織です。日本文化発祥の地、奈良の住民として、この街をFFのメンバー達とともに紹介できるのは大変嬉しいことです。すばらしい思い出を作っていただきたいと思います。
曽爾村は、奈良県の北東部に位置しています。夏でも涼しい高原で、そこに屏風岩、鎧岳、兜岳等の岸壁がそびえ立つ珍しい地形を形成しています。「日本で最も美しい村」連合に加盟しており、ススキの名所として知られる曽爾高原と、曽爾の獅子舞は、同連合から「登録地域資源」に認定されています。曽爾高原は、「日本で最も美しい夕景がみられる高原」とも呼ばれる人気スポットです。
曽爾村観光協会会長を務めています。私達は美しい日本の田舎、曽爾村を盛りあげようと日々頑張っています。是非、日本の田舎「曽爾村」を体験していただきたいと思っています。アメリカの皆様と会える日を楽しみに、お待ちしております。
宇陀市は2006年に4町村が合併して生まれた新しい市。高原地域に位置しているので、冷涼で過ごしやすく、一年を通じて四季の移ろいをはっきり感じることができます。また、戦国武将の城跡である松山城跡、室生寺や宇太水分神社などの国宝を有する格式の高い寺社仏閣も数多くあります。豊かな薬草の産出地でもあったことから、神秘的な土地として人々の信仰を集めてきた顔もあります。魅力あふれる宇陀市でアメリカの皆様を歓迎いたします!
室生国際交流村の代表を務めています。交流村の活動を始めて13年。私たちは外国人との交流を通じ、地域の活性化を目指しています。宇陀は豊かな自然、歴史的資源、人情味あふれた人々に恵まれ、これまで何人もの方から、「第二のふるさと」と喜んでいただきました。日本の古き良き田舎を楽しんでいただきたいと思います。
奈良県桜井市は、古代より「ヤマト」と呼ばれてきました。三輪山の麓に国のはじまりとなる「ヤマト王権」が誕生し、やがて古代国家となりました。桜井市は、まさに日本の原点。日本のローマとも称されるこの地を訪れ、1300年の伝統食で、日本麺食文化のルーツでもある「三輪素麺」を味わえば、まさに日本の歴史文化に出会うことができます。
今西酒蔵の14代蔵主です。1983年、奈良県桜井市三輪に生まれ、大学卒業後大手企業で勤務した後、2011年、父の急逝に伴い、今西酒造代表取締役に就任しました。日本酒造りに日々邁進し、地域の魅力を上げ、当蔵の酒を美味しく味わっていただくためにガイドツアーをはじめ様々な取組みをしています。
高取は、万葉の時代から製薬や売薬を営む人が多い薬の町。百名城の一つで、日本一の規模を誇る山城、高取城が築かれた由緒ある地域でもあります。森の中にひっそりと今に残される堅固な石垣や、武家屋敷、商家の町並みから、昔の栄華を感じることができます。飛鳥時代の遺跡が点在し、先進文化を携えた渡来人の拠点となった悠久都市を体感していただきたいと思っています。
生まれも育ちも奈良県高取町です。行政で農業・福祉など地域の人たちと触れ合う部署を経験。また、障がい者の乗馬セラピーや障がい者福祉、若者やシニア、障がい者が農業を営む場所をつくってきました。高取町の自然や文化を私たちと一緒に楽しみたいと考えています。
明日香村には1400年前の歴史資産が数多く残り、数10cm掘れば何かしら遺構が出てくるという、まさに日本発祥の地と呼ぶに相応しい地域です。また、厳しい景観規制によって懐かしい「日本の農村風景」を色濃く残しています。都会では決して体験できない、本当の日本を感じてもらえるはずです。侍はいませんが、朗らかな飛鳥人(あすかびと)がお迎えいたします。
私達は、2011年から明日香村で海外・国内の修学旅行などをホームステイで受入れる、ホスト・ファミリー・コーディネーターを務めています。私達の夢は、日本文化の真の発祥地である、この魅力に溢れた明日香村を世界中の方々に知っていただくことです。アメリカの方々をこの地にお迎えして、本当の日本の生活を体験していただきたいと、今からわくわくしています。
古代ロマンを彷彿とさせる橿原市。日本最初の本格的都城・藤原京の跡地は今も草原のまま保存されています。そこから望む大和三山の眺めは悠久の時の流れを感じさせてくれます。伊勢参りや熊野詣での人々で賑わった江戸時代の面影を残す宿場町。重要伝統的建造物保存地区として、そのままの形で保存されている今井町。伝統と進歩を大切にする橿原でお待ちしております。
橿原で英語教師をしています。また、ホスト・ファミリーグループの一員です。橿原市は、歴史と豊かな自然に恵まれた、静かで美しい街です。橿原の多くの芸術が外国からのお客様を魅了しています。ホームステイは、地域の文化や、そこに暮らす人々の日々の生活を知るためのすばらしい手段でもあります。アメリカの皆様と新しい絆を結ぶことを楽しみにしています!
広陵町は、奈良盆地のほぼ中央に位置し、豊かな緑とやさしい人々が息づく町です。南北に高田川・葛城川・曽我川が流れ、その周囲には整然とした田園風景が広がっています。西部の丘陵地域には県を代表する古墳が多数存在し、歴史のロマンが息づくとともに、良好な環境の振興住宅地(ニュータウン)として人口が伸び続けています。町を代表する靴下産業は生産量日本一です。
広陵町の職員です。地域振興を担当しています。町は『みなさんと共に「いい町」づくり』をスローガンに、対話を重視し、地域と行政が一体となって共に成長・発展できる「協働のまちづくり」を目指しており、子供から高齢者までのびのびと元気で「住んで良かった」と思っていただけるようなまちづくりを進めています。
田園風景が広がる斑鳩町には、聖徳太子が建立した世界最古の木造建築であり、日本で初めて世界文化遺産に登録された「法隆寺」、現存する日本最古の三重塔、法隆寺とともに世界文化遺産の指定を受けている「法起寺」があります。「中宮寺」には、世界三大微笑像の一つとされる「菩薩半跏像」も。他にも、「法輪寺」、「吉田寺」、「史跡藤ノ木古墳」など歴史資源が豊富です。
国際交流事業を推進する斑鳩国際友好協会(IIFA)の会長を務めています。私達の街は、1993年にユネスコに世界遺産として登録された法隆寺をはじめ、文化的な歴史資産に恵まれております。私達は、海外からのお客様に、本物の日本の家庭生活を体験してもらえるようにホームステイのプログラムも提供してきました。斑鳩でアメリカの皆様をお迎えするのを楽しみにしています。